こんにちは、三児のパパリーマンです。
今日はちょっとした出来事がありました。
仕事帰り、たまたま最寄りの駅で、以前一緒に働いていた後輩とばったり再会しました。
別に仕事で会ったわけでも、連絡を取り合っていたわけでもなく、ただの偶然。
でもその偶然が、今の自分にとってとても大切な“気づき”を与えてくれました。
「できない後輩」が与えてくれる価値とは?
彼は正直、仕事ができるタイプではありません。
論理的でもなければ、スピード感があるわけでもなく、要領が良いわけでもない。
いわゆる「要注意人物」なんてレッテルを貼られてもおかしくないくらい、仕事上は頼りない存在だったかもしれません。
でも、僕は彼のことが好きです。
彼には、他の誰にも真似できない「人間力」があるんです。
ちょっとバカで不器用。だけど、まっすぐで人に優しく、ポジティブで、へこたれない。
そんな姿勢が、僕にはすごく好ましく感じられるんです。
合理性と人間性のバランスが、職場を支える
企業や組織では、やはり「結果」や「合理性」が求められます。
ノルマを達成すること、期限内に仕上げること、ミスをしないこと。
これらは組織で生きていく上では、必須のスキルかもしれません。
でも、本当にそれだけで職場はうまく回るのか?
僕は違うと思っています。
人と人が一緒に働く以上、そこには「感情」や「相性」、そして「余白」みたいなものが必要なんです。
特に、経験の浅い若手や、少し不器用な後輩には、合理性だけじゃ対応できない場面が多くあります。
だからこそ、「できない後輩」でも、可愛げがあって、周囲が支えたくなるような存在であることは、組織にとって実は大きな価値だと思うんです。
指導と育児は、意外なほど似ている
この話をしながら、ふと僕は「子育て」と重ねて考えてしまいました。
うちには3人の子どもがいます。
5歳、3歳(双子)の育児は、毎日がドタバタです。
ピアノも弾けないし、英語も話せない。
ひらがなをなかなか覚えられずに、泣き出すこともあります。
でも、それでいい。
今は“できない”のが当たり前なんです。
大切なのは、「できないこと」を叱るのではなく、「できるようになりたい」という気持ちを育てること。
そして、そのプロセスを一緒に楽しむこと。
これは、後輩指導にも同じことが言えると思います。
失敗しても怒らず、なぜそうなったのかを一緒に考える。
成功したら一緒に喜ぶ。
やる気を削ぐような指摘より、やる気を育てるような関わりを意識する。
そんな指導が、組織を育て、仲間を育て、結果的に成果にもつながるはずです。
「自由」を与える勇気と、「支える」覚悟
とはいえ、ただ自由にさせていれば良いわけではありません。
僕は後輩にも、子どもにも、「自由に考えて、行動していいよ」と伝える一方で、「ダメなことはダメ」とも伝えます。
この“境界線”がとても大切です。
規制しすぎると、行動力が失われてしまう。
でも放任すれば、成長の機会を逃してしまう。
だから、自由の中にも「責任」や「目的」があることを伝える。
その上で、「それでもやってみな」と背中を押す。
このバランスを取ることが、僕の子育てでもあり、後輩育成でもあると思っています。
組織の成果は「個人の力」だけで決まらない
職場での評価というのは、往々にして“個人主義”に寄りがちです。
あの人は仕事ができる、この人は要領が悪い…そんなラベルが簡単に貼られてしまいます。
でも、僕は思います。
「チームとして成果を出す」ことこそが、組織にとっての本当のゴールなんじゃないかと。
誰かができないなら、それを誰かが補う。
誰かが落ち込んでいるなら、誰かが寄り添う。
そんな関係性が、職場にも、家庭にも必要なんです。
だから僕は、できない後輩でも、安心して動けるような雰囲気を作っていきたいと思っています。
最後に:子育ても仕事も「人を育てる」という本質は同じ
今日はただの偶然の再会でしたが、僕にとってはとても意味のある1日でした。
後輩と話して、子育てと仕事の共通点を感じて、改めて思いました。
「人を育てる」ということは、どんな場面でも本質は変わらないんだ、と。
できないことがあってもいい。
完璧じゃなくてもいい。
でも、前を向いて少しずつ成長していける環境は、誰にとっても必要です。
僕はこれからも、子どもたちと、職場の仲間たちと、そんな環境を一緒に作っていきたい。
そして、同じように悩んでいるパパさんやママさん、社会人の皆さんと、気持ちを共有できる場を、ブログという形で育てていけたらと思います。
まとめ
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不器用でも「人間力」のある後輩は、組織にとって大切な存在
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指導と子育ての本質は共通している
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「自由」と「規律」のバランスが成長を促す
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個人評価より「チーム成果」を重視した関わりが必要
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苦しい指導や育児ではなく、「楽しい成長」を目指したい
次回は、子育てと職場の両立に役立つ「時短テクニック」や「節約術」についてお話ししようと思っています。
引き続き、三児のパパリーマンとして、リアルな暮らしの知恵と心のゆとりを発信していきます!
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