こんにちは。
三児のパパリーマンです。
今日は育児休業を取得するまでの注意点について僕の経験をもとに説明していきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
申請前に考慮する点
僕が感じた育児休業を取得する際に考慮すべき点は、次の3点です。
・休業期間
・貯蓄
・復職後のキャリア
それぞれの項目について説明していきます。
・休業期間
はじめに考えたことは休業期間についてです。
これは、家族構成や貯金など様々な要因によって変わってくると思います。
また、どの時点を育児休業のゴールにするかによっても変わってくると思います。
例えば、こんな決め方があるのではないでしょうか?
①妻の体調回復するまでの間
出産後の妻が産後の傷が回復し、一通り動けるようになるまで1か月程度かかるだろうから1か月取得しよう。
②赤ちゃんの育児がひと段落するまでの間
生まれてきた赤ちゃんが沐浴期間が終わるまでにしよう。や、生まれてきた赤ちゃんの首が座ったらにしよう。
③保育園入園までの間
4月から保育園に入園するつもりだから3月末までにしよう。
④育児休業給付金の支給対象期間
育児休業給付金を満額でもらおう。
などなど、状況によって期間は変わってくると思います。
僕の場合は、給付金の支給対象期間を満額でもらうための期間で申請しようと最初は考えていたのですが、保育園に通っている長男の入園要件で、両親が育児休業を取得している場合入園することができない。とあったため、妻の産後休暇から育児休業に変わるまでの期間を育児休業の期間としました。
家族の支援、兄弟の状況、行政の制度利用、会社制度の利用など、それぞれの家庭で条件が異なるので、条件を書き出していきましょう。
・貯蓄額
出産後に育児休業を取得し、休業期間が長期間となる場合、支給までに4か月程度かかる可能性があることを頭に入れておきましょう。また、取得から180日までの間は標準月額報酬の2/3の額が支給されますが、181日以降は標準月額報酬の1/2の額となりますので注意しましょう。また、1歳を過ぎると基本的には支給の対象外となってしまいます。保育園に入れなかったり、配偶者が死亡したときや、 負傷、疾病又は身体上若しくは精神上の障害により育児休業の申出に係る子を養育することが困難な状態になったときや、 婚姻の解消その他の事情により配偶者が育児休業の申出に係る子と同居しないこととなったときなどは支給期間を延長することができます。
今回は育児休業給付金についての内容になりますが、そのほかにも出産でもらえるお金や制度は下記の通りとなるので、漏れの無いように確認しておきましょう。
・妊娠検査費の助成
各都道府県によって制度があり、母子手帳交付の際にもらうことになります。
・出産育児一時金
出産にかかる費用を健康保険組合から支給されます。一人当たり42万円が支給されるので、42万円以内の場合は差額が自分の口座に支給されます。42万円以上かかった場合には支払う必要があります。産院によって費用が変わってくるのでどこで産むかを決める際に、事前に産院にどの程度出産費用がかかるのかを確認しておきましょう。
・児童手当
出産後に市役所に申請する必要があります。3歳未満までは月1万5000円の支給になり、3歳児以降は1万円の支給になります。
出生届とは別の窓口になる場合があるので、市役所に行ったといって満足していると支給されないことになります。また、生まれた日から遡っての支給ではなく、申請翌月の支給になるので生まれたらすぐに市役所に行きましょう。
・出産手当金
出産手当金は、会社員や公務員として働いているママが勤務先の健康保険から受け取れるお金の制度です。産休中の出産日以前42日から出産の翌日以後56日目までが手当ての対象になります。
自分の家での月当たりの生活費を把握しておくことが重要です。
月当たりの生活費が20万円だとすると、6か月分の120万円は貯金をしておいたほうが安心できます。
また、赤ちゃんが生まれると今まではなかった支出が発生してきます。
マタニティグッズの購入、赤ちゃんの日用品の購入、消耗品の購入などきりがありません。
追加でかかる支出も考慮するとさらに40万円程度は必要かと思います。
合計で160万円程度はあったら少しは安心できるかと思いますが、人によって必要なものや生活レベルが変わってくると思うのでこちらのよく考えていただければと思います。
各制度は即日支給ではないので、ある程度の貯蓄がなければ生活が厳しくなります。
ある程度貯金に余裕があると心にも余裕が生まれるのでよく考えておきましょう。
・復職後のキャリア
今の時代育児休業を取得するのが当たり前だとは思いますが、あなたの会社でみんながその意識なのでしょうか?
直接ハラスメントをかけてくる人は今の時代ほとんどいなくなっているとは思いますが、その点を注意しましょう。
また、育児休業期間が長期の場合、出世にも多少の影響があったり、ボーナス支給額が減ってしまったりするのでそちらもバランスを考えて取得するとよいと思います。
「周りからの目も出世もボーナスも関係ない」と思える人は、最大限の期間を取得しましょう!!
まとめ
育児休業を取得する際に注意すべき点は以下の3点です。
・休業期間の設定
・貯蓄額の確認
・復職後のキャリア
以上になります。
最後の復職後のキャリアは頭に入れておく程度でよいと思いますが、家族の人的支援や経済的支援。妻の体調や子供の育児状況、貯蓄状況など様々な要因で決定することになると思います。
家族が幸せに暮らせるための最良の選択の参考となればうれしいです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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