こんにちは。三児のパパリーマンです。
今回は、先日新入社員とともに現場に出た際に感じたことから、「行動力」や「観察力」、さらには「能動的な成長」について深掘りしてみたいと思います。
これは単に仕事の話にとどまらず、私自身が日々育児に向き合う中で感じている“子ども教育”にもつながる重要なテーマです。
新入社員の現場デビューと“動けない”問題
先日、新入社員を連れて初めて現場に行きました。私たちの仕事は、土木インフラの「維持管理」。橋やトンネルなどの構造物の点検・補修設計・施工管理を行い、安全と安心を守る裏方のような業務です。
現場では、ただ眺めているだけでは見逃してしまうような微細な変状や不具合を見つけ出さねばなりません。
ところがその新入社員、こちらが動いてもずっと立って見ているだけ。「これやって」と声をかけて初めて動く。しかも、何度同じことを伝えても改善されない。
知識がないのは当然ですが、それ以上に「周囲を見て学ぶ」「行動する意識」が欠けていることに、正直不安を感じました。
土木の現場で求められる「着眼点と即行動」
現場では以下のような作業を1日に何十回もこなします:
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腐食や変状の測定
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チョークでマーキング
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LEDライトで照射
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デジカメで記録撮影
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応急処置とその前後写真の整理
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道具の準備と片づけ
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状況の説明と相談
これらは、ただの作業の繰り返しではありません。どこに異常があるのかを“見つけ出す”ことこそが重要で、腐食、湧水、排水不良、草の繁茂など、変化の兆候を見落とさない観察力が求められます。
そのためには、先輩がどんな視点で見ているのかを観察し、真似し、学ぶしかありません。
自分自身も「できない」側だった
こんなことを書いておいてなんですが、私自身も最初はまったく何もわかりませんでした。
意味不明な専門用語に囲まれて、ただ時間が過ぎていく毎日。でも、「先輩のまねをしてでも行動すること」を繰り返すことで、少しずつ語彙が増え、視点が増え、役に立てるようになっていきました。
結局、できるようになる人というのは「動きながら覚える人」です。
行動力はすべての土台である
何かにチャレンジする人と、ずっと現状維持の人の違いはただひとつ。「行動しているか」どうか。
たとえば要領が良いように見える人も、実は「動けるまでやっている」だけです。逆に、頭でっかちになって「まだ自信がないから…」と動かない人は、いつまでたっても変化できません。
このことは、私自身、育児や家庭生活の中でも痛感しています。
子育てにも通じる「行動力」と「観察力」
最近の子どもたちの様子を見ていると、彼らの吸収力は本当にすごいです。とくに、自分から関心を持ったことに対しては、私たち大人が驚くほどのスピードで理解し、まねていきます。
それはきっと、「まずやってみる」という姿勢があるから。
私たち親の役割は、ただ教えることよりも、「見せて」「やらせて」「褒めて」「改善点を伝える」。これを何度も繰り返すことです。
つまり、仕事での新人教育と同じ。
成長の本質は「思考と行動の高速回転」
成長というのは、「やって→考えて→またやる」のサイクルを、いかに早く・何度も回せるかです。
成長が遅いと感じている人は、このサイクルの「最初の行動」が不足していることが多いです。
やってみれば、どこが間違っていたかもわかります。考える材料も出てきます。反省点も出てきます。
でも、やらなければ何も始まらない。
今、求められるのは“変化に対応できる人間力”
社会の変化は激しく、AIやデジタル技術も進化する一方です。そんな時代において、唯一無二の資産は「変化に対応できる人間力」です。
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指示待ちではなく、自ら動く
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わからなくても観察し、まねる
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失敗しても考えてまた動く
このサイクルを回せる人が、どんな環境でも生き残るのだと思います。
最後に|子どもたちに託す未来への願い
私は、三人の子どもを育てる父親です。彼らが将来、自分の意志で、熱を持って行動できる人間になってくれることを願っています。
そしてそのために、日々の暮らしや仕事の中で「行動力」「観察力」「思考の柔軟性」を、自分自身が体現していく必要があると感じています。
現状維持は後退と同じ。私自身も、これからも“挑戦”を続けていきます。
【この記事のまとめ】
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新入社員の教育を通して、観察力と行動力の重要性を再認識
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知識よりも「動いて学ぶ」姿勢が成長の土台
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行動→反省→改善の高速サイクルが人を成長させる
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子育てにも共通する「見てまねる・やって学ぶ」姿勢が大切
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変化に対応できる人間力を育てよう
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