【TOKIOの国分太一の不祥事から学ぶ】感情のコントロールと「小さな失敗を許す力」|子育て・仕事・人生に活かす視点

育児

2025年6月20日、TOKIOの国分太一さんが無期限の活動休止を発表しました。コンプライアンス違反があったとの報道が出され、一部ではセクハラやパワハラの可能性も噂されています。

過去にも、芸能界ではたびたび同様の報道がありました。

  • 中居正広さん:過去に女性とのトラブルが報道され、プライベートの女性問題が注目されることがありました。

  • 松本人志さん:一部週刊誌で女性とのトラブルやスキャンダルが報じられ、ネット上で議論を呼んだこともあります。

  • 田中圭さんと永野芽郁さん:一部週刊誌が不倫報道を報じ、双方のファンを巻き込んで大きな話題となりました(ただし両者とも明確な事実確認や認めた発言はないため、真偽については不明です)。

そして改めて大切なのは、「こうした報道のすべてが真実かどうかは当事者にしかわからない」ということです。
しかし、こうした出来事から私たちが学べるのは「感情のコントロール」「失敗の扱い方」なのではないでしょうか?


感情は伝染する|喜怒哀楽との付き合い方

日常生活において、喜びや楽しさといったポジティブな感情を前面に出すことは、空気を明るくします。むしろ積極的に伝えていくべき感情です。

しかし「怒り」や「不満」「哀しみ」といったネガティブな感情は、安易に周囲に放出してしまうと、職場や家庭の空気を悪くしてしまいます。

人は感情の動物です。嬉しいときは笑い、悲しいときは涙を流す。怒りに任せて物を言ったり、逆に落ち込みすぎて何も手につかなくなることもあります。特に「怒り」や「悲しみ」、そして恋愛感情やアルコールなどが絡んだ場面では、正常な判断が難しくなり、いわば盲目な状態に陥ってしまうのです。

芸能界で起こるトラブルも、多くは「感情の爆発」や「欲望の制御の失敗」から生じているように見えます。たとえば、上記のような報道も、一歩間違えれば一般人の私たちにも起こりうる問題です。

でも、完璧な人間なんていません。失敗はあって当然。その失敗をどう受け止めるか、そしてそれを次に活かせるかが、人生の質を大きく左右します。

私自身、「失敗はしてもいい、ただし大きな失敗にしない」ことを常に意識しています。言い換えれば、小さなうちに学び、修正する。これができれば、大きなトラブルにはつながりません。


怒りのピークは6秒|アンガーマネジメントの基礎

「アンガーマネジメント」という考え方があります。
怒りの感情は6秒間がピークとされており、その間に自分を落ち着かせることで衝動的な言動を避けることができます。

おすすめの方法としては:

  • 深呼吸を3回行う

  • 手をグッと握ってから力を抜く

  • 「この怒りは誰に向いているのか?」「怒って得られるものは何か?」と問い直す

このように「自分を俯瞰する視点」を持つだけでも、感情に支配される場面を減らすことができます。


子どもの失敗を“許容”するという教育

感情のコントロールは、大人だけでなく子育てにも密接に関係しています。

我が家では、5歳児と3歳の双子が毎日元気に走り回っています。当然、危険な遊びやケンカも日常茶飯事です。

親としての心構えとして、「小さな失敗は許容し、学ばせること」を意識しています。

私が子育てのなかで感じるのは、「小さなケガを通じてこそ、子どもは学ぶ」ということです。たとえば、ジャングルジムの上で手を放す、高い所から飛び降りる。大人にとっては「危ないからやめて」と止めたくなる行動ですが、ある程度は体験させて、失敗から学ばせることも必要です。

実際に転んで痛い思いをすることで、「これは危ない」「ここは注意しよう」と本人の中に経験が蓄積されていきます。これはまさに、大人の失敗と同じです。危険すぎることは防がなければなりませんが、すべてを未然に防ぎすぎると、自立心も判断力も育ちません。

大人がすべてを止めてしまうのではなく、「痛みを伴って覚える」ことの意義もあるのです。


「一線を越えない」ことの大切さ

芸能人のスキャンダルでしばしば見られるのが、「軽い好奇心や欲望が、取り返しのつかない失敗へとつながってしまう」ケースです。

  • 飲みの席で気が大きくなり、無礼な言動をしてしまう

  • 軽い気持ちで女性と関わった結果、スキャンダルに発展する

私たち一般人でも「勢いでやってしまった」ことで信頼を失う経験は少なくないでしょう。

だからこそ大切なのは、「自分は感情的になっていないか?」「相手を尊重できているか?」を日々問い直すことです。


仕事や人間関係で「感情」に流されないために

社会に出ると、子育てとは違う形で「感情のコントロール」が求められます。私自身、会社での取引や上司・部下との関係でストレスを感じることもありますが、感情をそのままぶつけることはありません。

特に注意しているのは、自分が「盲目的」になっていないかという点。たとえば「自分が正しい」と思い込んで、他人の意見を聞かなくなるのは非常に危険です。ですので、私はいろんな人と話し、自分の考え方が一般的かどうか、バランスが取れているかを客観的に見るようにしています。

そのおかげで、無用な衝突や孤立を避けることができていると感じています。

主体性と協調性を持った人間に育てたい

私は子どもたちにこう伝えています。

「自分の感情を大切にしながらも、それをどう表現するかが人としての品格を決める」

喜びは存分に分かち合い、怒りはコントロールし、悲しみは支え合う。
そういった感情のやりとりの中で、信頼が生まれ、成長が育まれるのだと信じています。

そしてもう一つ、子どもたちに身に付けてほしいのが協調性です。
どれだけ自分の意志があっても、周囲との関係を築けなければ社会では生きにくいものです。


最後に:小さな失敗を許す社会をつくろう

人間は感情の生き物です。
そして、人間である限り、失敗を避けることはできません。

芸能人のように注目される立場の人であればあるほど、その失敗は公にされ、何倍もの代償を払うことになります。

だからこそ、私たちはその出来事を「消費」するだけでなく、自分ごととして考える視点が大切なのではないでしょうか。

失敗は誰にでもあります。でも、小さなうちに気づいて立ち止まれるか。そこが、人生を大きく左右する分岐点になります。

感情を抑え、冷静な判断をし、協調しながら成長する。そしてそれを子どもたちに伝えていく。この積み重ねが、より良い人生と社会につながっていくはずです。

  • 感情をコントロールできる人になろう

  • 子どもの失敗を責めず、学びに変えよう

  • 一線を越える前に「立ち止まる癖」をつけよう

その繰り返しが、自分自身も、子どもたちも、より良い方向へと導いてくれるはずです。

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